静岡県は2日「りんご病」として知られる感染症「伝染性紅斑」の流行が、14年ぶりに警報レベルに達したと発表しました。
伝染性紅斑は10~20日の潜伏期間の後、微熱やかぜの症状などがみられ、頬や手足に赤い発疹が現れるウイルス性の感染症です。
多くの場合、頬に発疹が出現する7~10日くらい前に、微熱やかぜのような症状がみられ、この時期にウイルスの排出が最も多くなりますが、発疹が現れたときにはウイルスの排出はほとんどなく、感染力もほぼ消失しています。
これまで伝染性紅斑に感染したことのない女性が妊娠中に感染した場合、胎児にも感染し、胎児水腫などの重篤な状態や、流産のリスクとなる可能性があります。
咳やくしゃみなどで感染することから、県はマスクの着用やこまめに手洗いをするよう注意を呼び掛けています。
